「AIを学ぶ前に知っておくべきITの基礎~Pythonの制御構造(条件分岐・if文)~【予備知識編4】」

1. はじめに:制御構造を学ぶ理由

前回の 「予備知識編3」 では、Pythonの基本として 変数とデータ型 について学びました。
今回は、プログラムをより柔軟に動かすための「制御構造のうち条件分岐(if文)」 を学びます!

if文(条件分岐) → 条件に応じて処理を分ける

これらを理解すると、Pythonでより実用的なプログラムが作れるようになります!
では、さっそく学んでいきましょう!🚀

その前に前回の記事を見ていない方はそちらをご覧ください
https://ganbaruzooooofufufu.com/「aiを学ぶ前に知っておくべきitの基礎pythonの基本【/

2. 条件分岐(if文)を使ってみよう!

if文 を使うと、「ある条件が成り立つときだけ実行する処理」を書くことができます。

✅ if文の基本構文

age = 20

if age >= 18:#ageは18以上かを判断
print("あなたは大人です")
else:
print("あなたは未成年です")

👉 実行結果:「あなたは大人です」 🎉

🐦前回の復讐・・・1行目:age = 20 →ageに20を代入、ageはint型(整数型)

3行目からif構文の始まりです!
3行目は、age が 18以上か否かを判断します!
・もし18以上なら、4行目の print("あなたは大人です")を実行します。
・もし18以上でないのなら、 else の下の行、つまり print("あなたは未成年です")を実行します。

age = 10

if age >= 18:
    print("あなたは大人です")
else:
    print("あなたは未成年です")

👉 実行結果:「あなたは未成年です」 🎉

ageを10に変更してみました。それ以外は同じコードです。
今回は、age(10) >= 18ではないので、6行目の処理が実行されます!

💡 ポイント

  • if 条件: の後に 「インデント(スペース4つ)」 を入れる(Pythonではインデントが重要!)
  • else: を使うと、「それ以外の場合」の処理を指定できる

3. 複雑な条件分岐(elif)を使ってみよう!

条件により処理を分ける方法について学びました!

💡しかし、3つ以上の処理に分けたい場合、どうすれば良いでしょうか?
答えは簡単でした。分で説明するよりコードを見てみましょう!

age = 12

if age >= 18:                   #条件1
    print("あなたは大人です")                      #処理1
elif age >= 10:                   #ここ追加! 条件2
    print("あなたは未成年ですが10歳以上です")   #ここ追加! 処理2
else:                       #条件に当てはまらなかった場合
    print("あなたは10歳にも満たない未成年です")  #処理3

👉 実行結果:「あなたは未成年ですが10歳以上です」 🎉

先ほどのコードに赤い文字の箇所が追加されました!
図を使って説明しましょう。

条件1・・・if age >= 18: 条件2・・・elif age >= 10:

条件1が〇→処理1 end
②条件1が×→条件2が〇→処理2 end
③条件1が×→条件2が×→処理 end

のように複数の条件で、コードを書くことができます!
この処理をif文といいます。

🌳少し休憩:「elif」って何?そう思って、ほかのプログラミング言語(java)を見てみると
「else if」が同じ使われ方をしていました!「elif」「else if」の省略だったんですね。

次のコードを見てください(悪いコードを載せます)

age = 20

if age >= 10:                   #条件1
    print("あなたは未成年ですが10歳以上です")      #処理1
elif age >= 18:                   #条件2
    print("あなたは大人です")           #処理2
else:                       #条件に当てはまらなかった場合
    print("あなたは10歳にも満たない未成年です")  #処理3

#次の処理(print("〇〇")など)

👉 実行結果:「あなたは未成年ですが10歳以上です」 🎉

1行目がage = 20なのに実行結果が間違っています。エラーも起きてません。
「if age >= 10:」が満たされてprint(“あなたは未成年ですが10歳以上です”)の処理のあとは
if文を抜けて次の処理に移ります。

条件の順番には気を付けましょう。

4. if文の比較演算子!!!

続いては比較演算子のお話です。

比較演算子とは今までの例文で出してきた「if age >= 0:」「>=」 部分です!

前章で「=」等しいではなく代入するということを学びました。https://ganbaruzooooofufufu.com/「aiを学ぶ前に知っておくべきitの基礎pythonの基本【/

下記が主に使用する比較演算子ですね。等しいかどうかを条件にするには「==」です。

演算子
①==等しいかどうかx == 10
②!=等しくないかどうかx != 10
③<より小さいかどうかx < 10
④>より大きいかどうかx >10
⑤<=以下かどうかx <= 10
⑥>=以上かどうかx >=10
age = 25
age_str1 = "" #文字列1を用意
age_str2 = "" #文字列2を用意
age_str3 = "" #文字列3を用意

if age == 25:
    age_str1 = "25歳です"
else:
    age_str1 = "20歳ではないです"         # == を使ったif文

if age != 20:
    age_str2 = "18歳ではないです"
else:
    age_str2 = "18歳です"         # != を使ったif文

if 20 <= age <= 30:
    age_str3 = "20歳以上、30歳以下です"   # <= age <= を使ったif文

print(age_str1)
print(age_str2)
print(age_str3)

👉 実行結果:
25歳です
18歳ではないです
20歳以上、30歳以下です 🎉

少し長めのコードですが、今後はさらに長文を読み、自分自身で書かなければなりません。

一緒に慣れていきましょう!!

5. まとめ

✅if文は条件により処理を変える
✅if → elif → elif …→ else の順番で条件を確認
✅比較演算子を覚える

📌 次回:「listを学ぼう!(予備知識編5)」
次回の記事では、
プログラムをより柔軟にする「繰り返し処理(listとfor・while)1」について解説します!

記事に誤りや誤解を生む表現など不適切な文面・資料がございましたら教えていただけると幸いです。

最後に本記事を書くに当たって参考にしたURLです。
Python公式ドキュメント: https://docs.python.org/ja/3/
Pythonチュートリアル(入門): https://www.w3schools.com/python/
PyQ(Python学習サイト): https://pyq.jp/

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